2019年10月

10月某日

昼は五反田「祥龍餃子房」で青椒肉絲と麻婆豆腐。爆速で出てくる。夜は百段通りの「再会」へひさびさ。相変わらず黄桜をコップいっぱいについでくれる。おまかせのつまみは冷奴、マグロ山かけ、ミニ生姜焼き。帰宅し、どろんこ雲のNewLPを聴く。どろんこさんの低いポエトリーリーディングに、福田さんの無機質な電子音がからみ、ふわふわと心地よく沼に沈んでゆく。

10月某日

夜中に鼻水が止まらず寝られない。絶不調。朝はりんごジュース。昼は新馬場「あおた」でみそラーメン。すこし回復。会社帰り、板橋「明星酒場」へ。テレビではラグビーW杯のニュージーランド対カナダ戦をやっていて、オールブラックスが圧勝。ママさん楽しそうに見ている。瓶ビール、日本酒4、あじ開きで2100円。帰宅し、冷凍ポテトを焼いて食べる。

10月某日

昼は東京海洋大学でビュッフェのアラカルト。あれこれ気が散って仕事に身が入らず。情けない。夜は池袋「酊八」へ。ママさんはしばらくカゼをこじらせて大変だったらしい。ちょっとやせられて弱気になった感じ。あれこれおかずを出していただいたので22時過ぎまで鯨飲。殿山泰司殿山泰司のしゃべくり105日」読了。

10月某日

終日艦これ。ラグビー日本戦の日。空いてるかと思って下北沢「楽味」に電話するが満席。西早稲田「升や」へ。かつお、いわし、あん肝、きんぴら、あと何か。マスターと話し込んで飲み過ぎてしまう。最後の方は支離滅裂、自分がいやになる。

10月某日

伊集院光爆笑問題のラジオを聴きながら洗濯。昼は日清の冷凍汁なし担々麺。午後から風が強まる。16時に携帯電話から特別警報が鳴ってびっくりする。夜はじゃがいもとたまねぎとツナの煮物。深夜、台風が通り過ぎたらしく物音がしなくなる。つっかけをはいて駅前まで歩く。臨時休業のお店がほとんどだったがセブンイレブンだけ開いていた。

10月某日

台風一過で蒸し暑い。雨戸を開けたらムッと熱気が入ってくる。夕方池袋へ。古書往来座に行ったらレジがからっぽ。かまわず本を眺めていたら、後から来たお客さんに店員さんと間違えられ、声をかけられる。のむみちさんは奥でカレーをあっためていた模様。鈴木一誌戸田ツトム「デザインの種」、鶯亭金升「明治のおもかげ」購入。西友で食料の買い出し。肉、レトルトカレー、卵、パンはほぼ売り切れていた。

10月某日

サンホテル大間と居酒屋「ばんや」に電話し予約。ばんやのマスター元気そうだった。昼は新馬場「あおた」でもやしそば。品川図書館で今月号の「シナリオ」読む。佐伯俊道さんの連載、野村万之丞の回。天才だったんだなあ。夜はキムチ焼きそばを作る。二玉でお腹いっぱい。

10月某日

東京駅鍛冶橋駐車場からオリオンバスに乗って盛岡へ。15時40分盛岡着。車内で飛浩隆「自生の夢」読了。盛岡ニューシテイホテルにチェックイン。部屋に荷物を置いて、岩手大学工学部正門前にある古本屋「がじん堂」へ。不動産事務所の中に古本屋が併設されているめずらしいスタイル。増田俊也木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」、冨岡一成・生田與克「築地魚河岸ことばの話」、白土三平「野外手帳」購入。学園祭前夜の岩手大学キャンパスを突っ切り、浅沼古書店、東光書店をめぐるがいずれも閉店。中心部に戻り「BOOKNERD」へ。サブカル系の新刊が中心で古本もすこし取り扱われている。小杉武久「映像と音楽」購入。「キリン書房」は中の照明はついていたものの入り口の自動ドアは開かず。2勝3敗で日没終了。夜は前に一度来たことのある「おばちゃん」がまさかの休業、気を取り直して「寅さん」「たかべぇ」で飲む。

10月某日

朝から強めの雨が降っている。はやぶさ立席特急券を買い八戸へ。快速しもきたに乗り換え野辺地で下車。野辺地川を渡り、目的地の散髪屋さん「ウグイス」へ。今回はじめて親父さんにカットしていただく。迷いのないハサミさばきで髪型を一発で決めてもらう。マッサージも痛気持ちいい(かなり痛い)。駅に戻り、リゾートあすなろで下北へ。車内でアンケートに答えたら記念にボールペンを頂いた。バスに乗り換え田名部へ。「かも川」に行ったら高齢のママさんお元気だった。500円の刺身定食。下北のサーモン刺し、シャケ焼き、イカもオマケにつけてくれる。1時間ほどおしゃべり。「40過ぎてもあせることはない」「もっと旅行すべし」「アルコールは怖い、ころっと死ぬ」などアドバイスをいただく。14時40分佐井行きバスに乗車し、下風呂下車。新湯に入る。地元の先客さんの会話が8割聞き取れない。次のバスまで周辺を散策、下風呂カフェで飼い猫さんを眺めながらコーヒーを2杯いただく。19時前にサンホテル大間にチェックイン。荷物を置いて「ばんや」へ。おまかせ料理は刺盛、ロールキャベツチーズがけ、サーモンバター焼き。お酒は陸奥八仙、亀吉。某電力会社の偉い方とカウンターでご一緒し、マスターを交えていろいろお話。下風呂温泉の大湯と新湯は今年限りとのこと。

10月某日

シャワーを浴びて6時過ぎにチェックアウト。徒歩で大間港へ。快晴で日差しが暖かい。フェリーで函館へ。9時過ぎに函館駅到着。坂道を登り景観地区を散策するがどこもかしこも羽虫だらけで、全身にまとわりついてくる。街並みはオシャレだけれど生活感がない。レンガ倉庫もお土産屋さんばかりで心ひかれず。再び函館港へ。食堂でカツカレーを食べ、12時発の青森行きフェリーに乗る。15時40分青森着。残された時間で古本屋訪問。「古書思い出の歴史」はもう店じまいとのことで入れず。「古書らせん堂」では関本郁夫・高田純の「(仮)六連発愚連隊」準備用シナリオが3冊も並んでいて、1冊購入。1500円。そのほか映画芸術のバックナンバーと市川慎子海月書林の古本案内」を購入。青森駅前に戻ると長内食堂の入り口に大行列。どこかで紹介でもされたのだろうか。新青森から新幹線で帰京。

10月某日

昼は五反田「祥龍餃子房」で豚肉甘酢炒めと焼き餃子。会社帰りに大崎ライフで食料を買い込む。夜は「つか乃」に行くが、第三月曜で休み。「あぶくま」も1のつく日で休み。東十条駅東口に出て「里味」へ。かぼちゃと野菜煮。黒糖焼酎と菊のお浸しごちそうになる。雨が降ってきたので傘をお借りする。十条に戻り、「風来坊」へひさびさ。ビールを2杯飲む。

10月某日

昼は新馬場「あおた」でチャーハン。ひさしぶりに食べたがやっぱりおいしい。夜は渋谷ロフト9で「長尾和宏の死の授業7」。ゲストは高橋伴明監督で、ピンク映画時代の代表作「襲られた女」の上映後、1時間のトークショー。長尾先生をモデルにした映画を撮影し、来年公開予定とのこと。奥様の高橋恵子さんもお忍びで来ていたらしい。

10月某日

昼から渋谷へ。シネマヴェーラ渋谷神代辰巳「嗚呼おんなたち 猥歌」、アップリンク渋谷で富田克也「典座」を観る。どちらもよかった。ハロウィンで人混みがすごいかと思ったがさほどでもない。天皇賞はネット投票のアカウントがわからなくなり過去メールを探す。口座からの入金まではできたがそこで時間切れ。結果的にはアーモンドアイの圧勝で、穴馬狙いの僕は買わなくてよかった。夜は十条苑でビール、冷酒。センマイ刺しのにんにくダレが口にしみるほど強烈。

10月某日

昼は新馬場ランチハウスで肉そば+玉子。消費増税で他のメニューは軒並み大幅値上げされたが、肉そばは20円の値上げにとどまり420円だった。品川図書館で選択10月号読む。夜は保存用をあわせてキャベツ春雨サラダ、ちくわとおくらのショウガ炒め、手羽・ゆで卵・里芋の甘辛煮、きゅうりとわかめの酢の物を作る。休肝日で飲み物は炭酸水。口当たりはビールと大差ない(バカ舌なので)。エサを作りながらラジコで月曜の伊集院光を聴く。アルフォンソ・リンギス「暴力と輝き」やっと読了。ポストに映画芸術が届く。